2026/4/1
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経済

日経平均1300円安の続落、中東紛争によるWTI原油106ドル台が重荷

要約

クウェートの原油タンカーへのイラン攻撃でWTI原油が102ドル台から106ドル台に急伸。前日の米半導体株下落と重なり、東京市場では運用リスク回避の売りが優勢となった。

WTI中東紛争原油高日経平均株価東京株式市場

日経平均、前日比1300円安の5万500円台に

2026年3月31日の東京株式市場で、日経平均株価は続落して始まった。前日比1300円ほど安い5万500円台後半で推移しており、東証株価指数(TOPIX)も続落している。

中東紛争の長期化に加え、クウェートの原油タンカーがドバイ港に停泊中にイランの攻撃を受けたことが伝わり、原油相場の高止まりによる景気悪化懸念から運用リスクを回避する動きが優勢となった。

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原油先物が106ドル台に急伸

米国のWTI原油先物相場は時間外取引で1バレル106ドル台まで上昇した。前日清算値の102.88ドルから約3ドル以上の上昇となる。クウェート原油タンカーへの攻撃が供給不安を一段と強め、原油価格を押し上げた格好だ。

トランプ米大統領はイランとの協議進展を示唆しているものの、イラン側は米国との交渉を否定しており、衝突の収束は見通しにくくなっている。

米ハイテク株の急落が波及

前日30日の米国株式市場ではハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数が大幅に下落した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安となり、半導体関連銘柄への売り圧力が東京市場にも波及している。

東京市場ではソフトバンクグループ(SBG)、フジクラ、TDKなど半導体・AI関連銘柄に売りが出ているほか、ファストリテイリングも下落した。一方、リクルート、KDDI、富士フイルムには買いが入っている。