日銀3月短観、大企業・製造業の景況感が4期連続で改善 非製造業は横ばい
要約
日本銀行が公表した3月短観で、大企業・製造業の景況感は4期連続で改善し、非製造業は横ばいだった。
日本経済日銀景気経済指標
製造業は4期連続の改善
日本銀行は4月1日、3月短観を公表した。大企業・製造業の景況感は4期連続で改善し、企業心理の回復傾向が続いていることが示された。
一方、非製造業の景況感は横ばいだった。製造業が改善基調を維持する中、非製造業は足踏みの状態となっている。
製造業と非製造業で分かれた動き
短観は日本銀行が四半期ごとに実施する企業の景況感調査で、景気の現状を企業の目線から捉える重要な経済指標である。3月調査は年度末の企業心理を映すとともに、翌年度の事業計画を読み解く材料としても市場関係者に注目される。
製造業には自動車や機械、電機など輸出や設備投資の動向に左右されやすい業種が多く含まれる。4期連続の改善は、こうした業種を中心に企業の景況感が底堅く推移していることを示す。
非製造業は建設、小売、サービスなど国内需要に関わる業種が中心で、人手不足や価格転嫁の状況といった国内要因の影響を受けやすい。今回の横ばいは、製造業とは異なる環境にあることを示している。
年度替わりの注目指標
3月短観は毎年4月初めに公表され、年度末時点の企業の景況感を示す。市場では株価や為替の判断材料として注目される指標の一つであり、日銀の金融政策運営を見通すうえでも重要な位置づけにある。