2026/4/13
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国際

トランプ米大統領、ローマ教皇レオ14世を非難 核兵器めぐる「弱腰」姿勢を批判

要約

トランプ氏は4月12日、SNSを通じて教皇の核兵器に対する姿勢を批判した。教皇は4月5日に平和を訴える発言を行っており、対イラン政策をめぐる両者の安全保障観の隔たりが鮮明になった。

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トランプ氏、教皇の核兵器姿勢を「弱腰」と批判

トランプ米大統領は4月12日、SNSを通じてローマ教皇レオ14世を非難した。対イランを念頭に置いた教皇の核兵器に対する姿勢が「弱腰」であるとし、「核兵器への弱腰な姿勢は到底受け入れがたい」と投稿した。

教皇レオ14世は4月5日、「手にしている武器を置きなさい。戦争を引き起こす者は平和を選びなさい」と発言していた。トランプ氏はこの発言を、イラン情勢をめぐる自らの強硬路線に対する批判と受け止めたとみられる。

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※画像はイメージです

両者の対立は2025年から

トランプ氏と教皇の間の緊張関係は今回が初めてではない。2025年には、教皇がトランプ氏の強硬な移民政策に批判的な発言をしたとされ、両者の間には以前から路線の相違が存在していた。

教皇レオ14世は2025年5月に選出された史上初の米国出身の教皇であり、その就任当初から米国の政策との関係が注目されてきた。核兵器廃絶と平和的解決を訴えるカトリック教会の伝統的な立場を受け継ぐ教皇と、核兵器の役割増強を掲げるトランプ政権との間で、安全保障観の隔たりが改めて鮮明になった形である。

国際社会の注目集まる

トランプ氏が世界中の信徒を擁するカトリック教会のトップを公然と非難したことで、国際社会の反応が注目される。教皇の4月5日の発言が、特定の軍事作戦を直接念頭に置いたものであったかどうかは明らかになっていない。

  1. 教皇が移民政策を批判

    教皇レオ14世がトランプ氏の強硬な移民政策に批判的な発言をしたとされ、両者の間に緊張が生まれた。

  2. 教皇が平和を訴える発言

    「手にしている武器を置きなさい」と平和を呼びかけた。これは核兵器保有国への牽制とみられている。

  3. トランプ氏がSNSで教皇を非難

    教皇の核兵器に対する姿勢を弱腰と断じ、SNSで「核兵器への弱腰な姿勢は到底受け入れがたい」と非難した。

米国大統領がローマ教皇を名指しで批判するのは極めて異例であり、対イラン政策を含む核兵器戦略をめぐる今後の展開が注視される。